平成28年度事業・業務報告
ご挨拶(第130回定時総会開催に当たって)
会員皆様のご協力に感謝いたします
公益社団法人米沢有為会会長 須貝英雄
米沢有為会会員の皆様、日ごろから当米沢有為会の活動に多大なご支援・ご協力をいただき、心から厚く御礼申し上げます。
私たち米沢有為会は皆様もご存知のように、近々130周年を迎えようとしています。「継続は力なり」とはよく言われる言葉ですが、連綿と続く当会の存在をいまさらながら噛みしめる想いです。世界を見渡しても日本を見渡しても、社会的にも経済的にも極めて不安定な情勢が続く中、先人の願いでもあつた私たちのふるさとである置賜地方の地域・地方の活性化、ひいては日本の活性化に多少なりとも貢献すべく、当米沢有為会の運営に当たり、前述の想いを忘れることなく会員皆様のご協力を得ながら当会の継続・発展のために邁進してまいりたいと思います。
私たち役員が現在認識している課題は様々ありますが、特に下記の点については会員皆さまのご協力を得ながらクリアーしてまいりたいと思います。
私たち米沢有為会は皆様もご存知のように、近々130周年を迎えようとしています。「継続は力なり」とはよく言われる言葉ですが、連綿と続く当会の存在をいまさらながら噛みしめる想いです。世界を見渡しても日本を見渡しても、社会的にも経済的にも極めて不安定な情勢が続く中、先人の願いでもあつた私たちのふるさとである置賜地方の地域・地方の活性化、ひいては日本の活性化に多少なりとも貢献すべく、当米沢有為会の運営に当たり、前述の想いを忘れることなく会員皆様のご協力を得ながら当会の継続・発展のために邁進してまいりたいと思います。
私たち役員が現在認識している課題は様々ありますが、特に下記の点については会員皆さまのご協力を得ながらクリアーしてまいりたいと思います。
1 奨学金について
現在、一般の奨学金制度の中では給付型の奨学金が増えてきており、本会においても奨学金検討委員会により給付型奨学金の可能性を検討したが、時期尚早とされた経緯がある。しかしながら、今後、このような給付型の必要性は増し、早急な検討が必要となってくるものと思われる。
現在、一般の奨学金制度の中では給付型の奨学金が増えてきており、本会においても奨学金検討委員会により給付型奨学金の可能性を検討したが、時期尚早とされた経緯がある。しかしながら、今後、このような給付型の必要性は増し、早急な検討が必要となってくるものと思われる。
2 育英寮の管理・運営
東京、仙台両興譲館の大規模改修を行い、あわせて居住環境の整備・改善を行ったが、今後も引き続き環境整備を行っていくことが必要である。現在検討課題ともなっている女子の入寮実現も含めた環境整備としたい。
東京、仙台両興譲館の大規模改修を行い、あわせて居住環境の整備・改善を行ったが、今後も引き続き環境整備を行っていくことが必要である。現在検討課題ともなっている女子の入寮実現も含めた環境整備としたい。
3 会員の拡大と財務基盤の充実
会員の拡大は、財務基盤の強化はもとより当会活動の活性化にとっても重要な課題である。特に、若手の会員の勧誘を、理事・役員はもとより会員全員で行ってゆくこと、そのための対応が求められる。
財務基盤の強化・充実は、当会の継続的な課題となっている。現在、米沢支部の努力もあり法人会員数が予想以上に多くなっており、財務面の安定化も図られている。ただし、前述のように今後予想される育英寮の改修や給付型奨学金への対応等、財務問題は今後とも当会活動にとって重要かつ常に対峙する課題である。
会員の拡大は、財務基盤の強化はもとより当会活動の活性化にとっても重要な課題である。特に、若手の会員の勧誘を、理事・役員はもとより会員全員で行ってゆくこと、そのための対応が求められる。
財務基盤の強化・充実は、当会の継続的な課題となっている。現在、米沢支部の努力もあり法人会員数が予想以上に多くなっており、財務面の安定化も図られている。ただし、前述のように今後予想される育英寮の改修や給付型奨学金への対応等、財務問題は今後とも当会活動にとって重要かつ常に対峙する課題である。
以上、課題も含めての挨拶としました。再々ですが、会員皆様のご協力よろしくお願いいたします。
Ⅰ.事業報告
貸借対照表
貸借対照表内訳表
正味財産増減計算書
正味財産増減計算書内訳書
付属明細書
財務諸表に対する注記
財産目録
会計監査報告書
1.総括:
当年度の恒常的な各事業はおおむね堅調に実行された。
2.概況:
(1)奨学金の貸与 (対象者:大学生・大学院生)
(1)奨学金の貸与 (対象者:大学生・大学院生)
平成28年度の奨学金貸費生の選定は、28年3月に米沢で面接した後、3月27日の理事会で決定し、年度内に本人への採否通知を行った。新規応募者が5名で、採用5名であった。平成28年度はこの5名を含む16名に対して奨学金の貸与を行った。
なお、平成29年度奨学金貸費生の選定は、29年3月に米沢で面接を行った。2名の応募があり、3月26日の理事会でこの2名の採用を決定し、同日本人に対する採否通知を行った。このほかに大学院に進学した貸費生1名から継続貸費の申請がありこれを承認した。平成29年度はこれらの3名を含む16名に対して奨学金の貸与を行う。
(2)学生寄宿舎(東京興譲館 仙台興譲館)の運営・維持・管理
入寮生が減少し寄宿舎運営が厳しくなっているために、平成24年度から続けて行っている寮生募集プロジェクトを継続し、管内高校の進路説明会などでの保護者と生徒に対する寄宿舎のPR活動の実施が成果を上げていることもあり、平成28年度の入寮者は次のとおりである。
○東京興譲館 卒業生1名 新規入寮3名 途中退寮2名 総数17名(定員24名)
○仙台興譲舘 卒業生0名 新規入寮6名 総数15名(定員15名)
なお、平成29年度の新入寮生は、東京興譲館については1月に東京で3月に米沢で面接を実施した。卒業生等1名、新人寮生8名で平成29年4月現在総数24名。山形育英会とは今後とも連携を強めていきたい。仙台興譲館は12月に1回と2月に1回、3月に1回米沢で面接を実施した。卒業生4名、新入寮生4名で総数15名となった。東京、仙台の両寮とも定員に達している。
(3)東京興譲館の改修工事
東京興譲館の居室の一部で、居住環境改善のための改修工事を行い、個室収納部の板敷を修理し、襖やカーテンを設置した。
(4)「我妻榮記念館」の運営・維持・管理
平成28年度における入館者は463名 (27年度 243名)であった。平成28年度中の施設利用者は、先人顕彰会、火種塾、置賜民俗学会等488名 (27年度337名)である。劣化改修工事も終わり整備されて再開し、利用者は以前に戻った。
また、我妻榮記念館を中心とした米沢における文化振興活動を実施した。
また、我妻榮記念館を中心とした米沢における文化振興活動を実施した。
(5)平成28年度教育・文化、産業功労者等の表彰
○ 教育功労賞
川西町立玉庭小学校学校支援地域本部
○ 産業功労賞
桒原晃氏 (株式会社我妻細)
○ 特別顕彰 青木綾乃さん
飯澤丈さん
山形県立米沢興譲館高等学校 2年男子チーム
以上、定時総会時に実施した。
(6)平成28年度高校卒業生表彰 13校13名
平成29年2月 各高校卒業式において実施した。
(7)文化講演会
総会開催後、産業功労受賞者の株式会社我妻組代表取締役社長 我妻悦雄氏を講師として、演題「弘前城が動いた~400トンの城を動かす曳家の伝統技術」と題して講演を行い、好評を得た。
(8)その他事業
○ 平成28年度「会誌」 平成28年10月発行
○ 広報活動~ホームページの更新、有為会だより号外「特集寄宿舎案内」の発行
○ 会員各種同好会の支援
○ 山林環境維持活動(大江町19、877㎡)
○ 米沢工業高校専攻科活動支援
(10)収益事業
駐車場賃貸事業
Ⅱ.業務報告
1.総括:
当会の維持、発展のための業務を遂行するために、理事会、各部会、各委員会等が種々の会合等を持ち、担当役員がそれぞれの担務の遂行に尽力した。また、その状況を代表理事、担当理事が理事会等で報告した。
2.概況:
(1)公益移行認定に伴う諸整備
(1)公益移行認定に伴う諸整備
公益社団法人への移行に伴い、未整備の規定類の整備を行うとともに、内閣府に対する所定の報告等の提出を行った。
(2)会員の状況
新法人移行に伴う新しい正会員、個人賛助会員、団体賛助会員の区分に即して新会員の勧誘に努力した。28年度末の正会員は276名、個人賛助会員は716名、団体賛助会員は71団体で計1063名であった。前年度末の1126名と比して若干減少した。
(3)文化大学本部と東京支部の共催で次の講演を行った。
第18回 平成28年4月24日(日) 井上麻矢氏(こまつ座長)
講演「井上ひさしとこまつ座、そして私」
講演「井上ひさしとこまつ座、そして私」
第19回 平成28年7月17日(日) ジラルデッリ青木美由紀氏 (美術史家・イスタンブール工科大学)
講演「明治の建築家伊東忠太オスマン帝国をゆく」
講演「明治の建築家伊東忠太オスマン帝国をゆく」
第20回 平成28年9月25日(土) 上杉邦憲氏 (米沢有為会名誉会長、 JAXA名誉教授)
講演「今後の日本の有人宇宙開発」
講演「今後の日本の有人宇宙開発」
番外編 平成28年10月21日(金)
野外文化大学「上杉名誉会長と行くJAXA 相模原見学ツアー」が開催された。
野外文化大学「上杉名誉会長と行くJAXA 相模原見学ツアー」が開催された。
第21回 平成28年11月13日(日) 渡辺光子氏(鎌倉市民フォーラム代表)
講師怪我のため、中止されたが、平成29年4月29日(土)午後2~4時に改めてつぎのように開催された。
講演「鎌倉の緑と景観を守るNPO」
講師怪我のため、中止されたが、平成29年4月29日(土)午後2~4時に改めてつぎのように開催された。
講演「鎌倉の緑と景観を守るNPO」
[付属資料] 主要会務要録
平成28年度第1回理事会
平成28年5月21日(土)13:30~14:30
東京興譲館会議室(調布市)
[議題]
1.平成28年定時総会開催の件
2.平成27年度事業報告案・決算案承認の件
3.京都支部解散の件
4.本部監事追加選任の件
5. 本部資金の現状とその対策の件
6. 本部表彰の件
平成28年5月21日(土)13:30~14:30
東京興譲館会議室(調布市)
[議題]
1.平成28年定時総会開催の件
2.平成27年度事業報告案・決算案承認の件
3.京都支部解散の件
4.本部監事追加選任の件
5. 本部資金の現状とその対策の件
6. 本部表彰の件
平成28年度第1回諮問委員会
平成28年5月21日(日)15:00~16:30
東京興譲館会議室(調布市)
[議題]
1.平成27年度事業・業務報告
2.平成27年度決算報告及び監査報告
3.平成28年度事業・業務計画
4.平成28年度収支予算案
5.少子高齢化をむかえて、今後の米沢有為会のあり方についての意見交換
平成28年5月21日(日)15:00~16:30
東京興譲館会議室(調布市)
[議題]
1.平成27年度事業・業務報告
2.平成27年度決算報告及び監査報告
3.平成28年度事業・業務計画
4.平成28年度収支予算案
5.少子高齢化をむかえて、今後の米沢有為会のあり方についての意見交換
第129回定時総会
平成28年6月25日(土) 14:30~15:30
伝国の杜大会議室(米沢市)
[議題]
1.平成27年度事業・業務報告の件
2.平成27年度決算報告書承認及び監査報告の件(議決案件)
3.平成28年度事業・業務計画の件
4.平成27年度収支損益予算書案の件
5.監事増員による監事選任の件
報告事項 京都支部の解散
平成28年6月25日(土) 14:30~15:30
伝国の杜大会議室(米沢市)
[議題]
1.平成27年度事業・業務報告の件
2.平成27年度決算報告書承認及び監査報告の件(議決案件)
3.平成28年度事業・業務計画の件
4.平成27年度収支損益予算書案の件
5.監事増員による監事選任の件
報告事項 京都支部の解散
平成28年度第2回理事会事録
平成28年9月17日(土)14:30~16:30
東京興譲館会議室(調布市)
[議題]
1.来年度の奨学生募集要項及び東京・仙台寮生の募集要項について
2.来年度の総会の日程について
3.130周年記念事業の検討と寄付金の募集について
4.時期本部役員選考委員会の設置について
5. 有為会米沢支部の米沢商工会議所入会の件
6. 賛助会員企業のダイレクトメールの件
7. 今年度の東京興譲館の部屋の改修工事について
平成28年9月17日(土)14:30~16:30
東京興譲館会議室(調布市)
[議題]
1.来年度の奨学生募集要項及び東京・仙台寮生の募集要項について
2.来年度の総会の日程について
3.130周年記念事業の検討と寄付金の募集について
4.時期本部役員選考委員会の設置について
5. 有為会米沢支部の米沢商工会議所入会の件
6. 賛助会員企業のダイレクトメールの件
7. 今年度の東京興譲館の部屋の改修工事について
報告事項
(1)内閣府の実地立入検査
(2)新寮母の給与アップと寮生減少対策の本部助成について
平成28年度第3回理事会
平成28年 1月28日(土)14:30~17:00
東京興譲館会議室(調布市)
[議題]
1.平成29年度事業計画案作成の件
2.平成29年度収支予算案作成の件
3.財務報告書作成に関する会計事務所との契約の件
4. これからの米沢有為会の課題とその対策についての討議
平成28年 1月28日(土)14:30~17:00
東京興譲館会議室(調布市)
[議題]
1.平成29年度事業計画案作成の件
2.平成29年度収支予算案作成の件
3.財務報告書作成に関する会計事務所との契約の件
4. これからの米沢有為会の課題とその対策についての討議
平成28年度第4回理事会
平成28年3月26日(日)14:30~17:00
東京興譲館会議室(調布市)
[議題]
1.平成29年度事業・業務計画作成の件
2.平成29年度収支予算案作成の件
3.平成29年度奨学生の選任
4.平成28年度高等学校卒業生表彰について
報告事項 内閣府の実地検査指導に対する対応について
平成28年3月26日(日)14:30~17:00
東京興譲館会議室(調布市)
[議題]
1.平成29年度事業・業務計画作成の件
2.平成29年度収支予算案作成の件
3.平成29年度奨学生の選任
4.平成28年度高等学校卒業生表彰について
報告事項 内閣府の実地検査指導に対する対応について